1997-12-23 ArtNo.13301
◆<星>新参コンテナ・リースのペンタナム、来年は国際市場開拓
【シンガポール】熾烈な競争が展開される国際コンテナ・リーシング・ビジネスに進出した初のローカル企業、Pentanum Global Corporationは、目下のところ地の利を得た東南アジアに照準を合わせているが、来年は域内市場の枠を乗り越え新市場の開拓を目指すと言う。
貿易/投資会社として1994年に設立されたペンタナムがコンテナ・リースに乗り出したのは僅か3カ月前のこと。しかし同社のエドウィン・クー氏はバミューダ籍のコンテナ・リース会社シー・コンテナーズにおける15年の勤務歴を有する。クー氏によると来年はオーストラリア、米国、欧州に代表事務所を開設する。
ペンタナムは香港拠点のSingamas社の上海及びスラバヤ工場に20フィートと40フィートのドライ・コンテナ及びキューブ・ボックス合計5000ユニットを注文、既にその内の多くがアジア拠点の海運会社にリースされた。残りの1000ボックスも来年1月中に全て貸し出される見通しだ。
来年末までには2万コンテナをリースする計画で、さらに1万~1万5000コンテナの注文を予定している。この内5000コンテナの製造をSingamasと協議している他、別に複数の工場と同様の交渉を進めている。
また英国拠点のUBHには特殊なタンク・コンテナ50ユニットの製造が発注され、別に50ユニットを追加購入するオプションも留保されている。南アフリカのConsani社とは一般タンク70ユニットの購入交渉が進められていると言う。(BT:12/22)
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