1997-12-23 ArtNo.13298
◆インテル、<星>をインターネット・コマース市場開拓の橋頭堡に
【シンガポール】米国のチップ・ジャイアンツ、インテルはマイクロ・プロセッサー市場における独占的地位に満足せず、主にPC(パソコン)を介して処理されるまだ揺籃期のインターネット・コマース市場の支配権獲得に乗り出した。
シンガポールは同新戦略の最前線になることから、インテル・シンガポールは、新使命にマッチした組織への再編を図っている。インテル・シンガポールのマーチン・ゲー課長によると、同社の域内事業スタッフは、エレクトロニク・ビジネスの機会に四六時中照準を合わせられるよう態勢を整えている。
インテルは、エレクトロニク・コマース・ソフトウェアが、他社のハードウェアよりもインテル社のハードウェアにマッチしたものになるよう、これまで以上にソフトウェア企業と密接な連携を組んでいる。例えば世界のPCソフトウェア市場をリードするマイクロソフトとは、Wintelプラットフォームも構築した。しかしエレクトロニクス・コマース市場は依然オープン市場で、まだ独占的地位を確立したソフトウェア会社は存在しない。このためインテルは多数のソフトウェア企業と提携していく方針だ。
今日世界のインターネット/イントラネット・サーバーの半ばがインテル社製で、同社はこうした有利な地歩もできるだけ有効に活用していくと言う。(BT:12/22)
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