【クアラルンプル】ディジタル・イクウィップメント(M)Sdn Bhs(DEM)は19日、地元パトナーのWargamedia Sdn Bhdと共同でマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に設けるクアラルンプル・インターネット・エクスチェーンジ(KLIX)の発表会を催した。
Wargamediaのハルジョノ・ザイナル・アビディン重役(CEO)によると、KLIXはアジア初のニュートラル・インターネット・エクスチェーンジで、複数のインターネット・サービス・プロバイダー、コンテンツ・デザイナー、電気通信事業会社が共同で単一のファシリティーを利用することになる。
KLIXはインターネットの信頼性や効率を高め、コストをカットすることを通じて、ビジネス・ツールとしてのインターネットの利用を促進する。ニュートラル・エクスチェーンジの主要なメリットとしては、メンバー間の技術/情報交流、資源のプール、設備利用効率の向上、インターネット・ユーザーの選択の機会拡大等を挙げることができる。
KLIXは当面マレーシア国内のオンライン化を図るが、その後カバー範囲をブルネイその他のASEAN諸国にまで拡大する。KLIXの本部はクアラルンプル・シティー・センターに置かれ、サイバージャヤにも関係施設を設けることが検討されている。
DEMはこの日また、Manis Coco Sdn Bhd/Galaxy Pact Sdn Bhd/Unitimur Resources Sdn Bhdと、デベロプメント・パートナーシップ契約を結んだ。
席上マルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)幹部が語ったところによると、これまでにMSCステータスを認められた企業90社中、約30%はコンテンツ・プロバイダーとデザイナー、22%はソフトウェア・デベロッパーと言う.(NST:12/20)