1997-12-20 ArtNo.13281
◆<印度>大蔵省、TV部品の輸入巡りソニーの立場を支持
【ニューデリー】大蔵省は、輸入カラーTV部品に対する課税に関するソニー・インディアPvt Ltdと通関当局の訴訟を巡り、ほぼソニーの主張を支持する立場を表明したが、アナリストらは、TV部品のCKD(完全現地組立)キットを低関税で輸入する抜け穴を設けるに等しいと評している。
現在、通常のTV部品の輸入関税は20~40%だが、80%近いTV部品の関税は20%になっている。しかしCKDキットでTV部品を輸入した場合は一律40%の税が課される。
通関当局は、ソニーは1995年1月から1997年の間にカラーTV部品のほぼ全量を輸入しており、CKD輸入と見なされるとして、43クローの関税の追加支払いを求めた。しかしソニーは高度な技術を要するカラーTV完成品の製造を、CKDキットの組立作業と見なすことはできないとして、訴訟を起こしていた。(ET:12/19)
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