SEAnews 1997-12-19 ArtNo.13251

【シンガポール】ドイツ企業Wacker Siltronic AG(WS)は、来年2月3日にシンガポールにおけるシリコン・ウエハー・マニュファクチュアリング工場の建設に着手する。
ＷＳは月曜、ドイツの上場企業Jenopticのシンガポール子会社Meissnec+Wurstに2億3000万Ｓドルで工場の建設を発注した。
タンピニースに建設される新工場は1999年半ばに完成、640人以上を雇用し、月間25万ユニットのシリコン・ウエハーを製造する。同工場はＷＳにとって、5つ目、アジアでは初のウエハー・マニュファクチュアリング工場となる。
製品の大部分はアジアにおける同社のウエハー委託ファブリケーション工場に供給される。同社はこれまで米国で生産したウエハーをシンガポール、台湾、韓国、その他の国の委託ファブリケーション工場に供給してきた。
ＷＳの昨年の営業額は13億2000万マルク、今年は17億マルクを予想、世界ウエハー市場の11％のシェアを占めている。
Meissnec+Wurstはクリーンルーム等の建設を専門に手がけ、この種の工事の域内市場シェアは90％と言う。(LZ:12/18)