1997-12-18 ArtNo.13239
◆<星>シングテル、未来のライバルから高額な接続料徴収?
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は将来基本通信市場に進出するライバルが、シングテルの全国電話網を使用する際は高額な接続料を求める方針とされる。
米国等においては、同業間の接続料は、通常の顧客に対するサービス料を50~70%下回っているが、シングテルは通常の料金を上回る接続料を既に要求しているもようだ。
この点に関して、一部の観測筋は、シングテルの姿勢には、新規参入者に独自の通信インフラの構築を奨励するシンガポール当局の立場が反映されていると指摘する。また別のアナリストはシングテルの国内電話料金はコスト以下に抑制されている可能性が有り、もしそうだとすれば、ライバルに高めの料金を請求するのは当然と語る。
とは言えシングテルとその未来のライバルとの交渉はスタートしたばかりと見られ、今後の交渉が如何なる方向に進むかは予測できないと言う。
シンガポール電信局(TAS)は、現段階では、テレコム・オペレーター間の接続料に関してコメントすることはできないとしている。(ST:12/17)
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