SEAnews 1997-12-18 ArtNo.13237

【シンガポール】経済開発局(EDB)は、クラスター・デベロプメント・ファンド(CDF)コインベストメント・スキームの下、傘下のＥＤＢインベストメントPte Ltd(EDBI)を通じ、シンガポールの産業クラスターを強化するのに役立つ地元企業や外国企業の戦略プロジェクト8件に合計2億9100万Ｓドルの協調投資を約束した。
ＥＤＢが15日発表したところによれば、これらのプロジェクトに関わる合弁企業8社にはウエハー製造のチャータード・シリコン・パートナーズ、薬剤／保健のファームバイオ・グロース・ファンド、精密モールディングのリー・シン・インダストリーズ、半導体包装のアドヴァンパック・ソルーションズ、プリント基板(PCB)製造のグールテック・インターナショナルが含まれる。
1993年12月に同スキームが開始されて以来の累積投資額は23件7億8500万Ｓドルに達した。一方、ＣＤＦの基金総額は今年10億Ｓドル加算され、20億Ｓドルに拡大された。ＥＤＢＩが管理運用する23億Ｓドルの大部分がＣＤＦ資金で占められている。
ＥＤＢＩはこの他、ＥＤＢベンチャーズPte Ltd、ＥＤＢベンチャーズ2Pte Ltd、シンガポール・バイオイノベーションズPte Ltdの3ファンドを運用しており、これら3ファンドは今年新規プロジェクト16件に3600万Ｓドルの投資を約束、累積投資約定額は115件1億9100万Ｓドルに達した
またＩＤＢＩが75％出資するリージョナル・インベストメント・カンパニー(RIC)は今年5件のプロジェクトに1370万Ｓドルの投資を約束した。基金規模8200万ＳドルのＲＩＣは、域内市場進出を目指す地元企業に支援を提供しており、これまでに累積14件3600万Ｓドルの投資を約束している。(LZ:12/16,ST,BT:12/17)