1997-12-17 ArtNo.13227
◆<馬>オラクル、MSCに亜太地域通信産業統合センター設置
【クアラルンプル】情報管理ソフトウェアーの指導的サプライヤーとして知られるオラクル・コープはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)にアジア太平洋地域通信産業統合センター(APCIIC)を設置する。
オラクルのデリック・ウィリアムズ上級副社長(アジア太平洋地域担当)がオラクル・システムズSdn BhdのMSCステータス取得記念式典の席上語ったところによると、APCIICは通信産業界のマルチメディアへのシフトを加速するためにデザインされたもので、アジアにおけるテレコミュニケーション・ビジネスの成長センターになることが目指されている。APCIICではまたネットワーク・インフラをサポートする製品やサービスの試運転が行われる。
APCIICのビル・マンソン所長によると、センターは20~30人の中核チームを擁し、これらのスタッフは通常はビナリアン、テレコム・マレーシア、PTテレコム等の域内顧客のサイトに配置される。これらのスタッフはその経験をセンターに持ち帰り、他のスタッフと相互に経験を交流する。APCIICは顧客のためにテレコミュニケーション・ネットワーク関連のソルーションを開発、こうしたソルーションは世界市場に輸出される。
オラクルはMSCの3つのフラグシップ・プロジェクト、即ちエレクトロニク・ガバメント、スマート・スクール、テレメディシンの研究を引き受け、またネットワーク・コンピューティング・インスティテュートの創設も計画している。(STAR:12/16)
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