1997-12-17 ArtNo.13224
◆<星>ロータス、地元R&Dセンター開発の新製品を初出荷
【シンガポール】IBM子会社のロータス・デベロプメント・コープは、シンガポールの研究開発(R&D)センターで開発した新製品Eスイートを来月、初出荷する。
ロータスのジェフ・ポパウズ社長によると、シンガポールR&Dセンターのエンジニア25人は単なるローカル化ではなく、オリジナル・ソフトウェアの開発を手がけており、米国以外でオリジナル・ソフトを開発するのは同社としては初めてのこと。
Javaプログラム言語で開発されたEスイートはPC(パソコン)、マック、ネットワーク・コンピューターを含む如何なるコンピューター環境にも対応、28言語のバージョンを有する。
ロータスはシンガポールに2つのR&Dセンターを設けており、もう1つのセンターでは大手企業向けのメッセージングやイントラネットに関わるロータス・コンサルティング・プロジェクトが手がけられている。ロータスは前者に年間300万米ドルを投資している。
ポパウズ社長は15日当地で、インターネット・サービス・プロバイダーのサイバーウェー、システム統合会社iDソルーションズ、インフラ・ソルーション・デベロッパーのインターナショナル・アプリケーションズ・ソルーションズ、テレコム・ツール・デベロッパーのメディアコム・テクノロジーズと、シンガポール・ワン・プロジェクトに対するサービス及びアプリケーション提供に関わる4件の覚書を交換した。ポパウズ社長はこの日またロータス・ユーザー・クラブ“Donut(Domino/Notes Users and Technologists)”の発足式にも出席した。
ロータスの東南アジアにおける今年のユニット出荷数は、130%の成長を見たと言う。(BT:12/16)
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