1997-12-16 ArtNo.13214
◆<馬>地場高速ボート・メーカー、R&DにM$800万投資
【プタリン・ジャヤ】地元高速パトロール・ボート・メーカー、デスティネーション・マリーン・サービシズSdn Bhd(DMS)は、研究開発(R&D)に800万Mドルを投じ、東南アジアの指導的ボート・サプライヤーとしての地歩を固める計画だ。
DMSのイブラヒム・アリ・アブドゥル・ワハブ重役(GM)によると、同社は1991年に10メートルのスピード・ボートをデザイン、ニッチ・マーケットを手に入れた。ユニバーシティ・テクノロジー・マレーシア(UTM)と共同で艇身15メートルのボートのデザインも完成させた。DMSは引き続きUTMと20メートル・ボートの開発協力契約を結んでおり、こちらも15メートル・ボート同様1年で完成する見通しだ。15メートル・ボートのデザインには300万Mドルを要したが、20メートル・ボートには500万Mドルが必要とされる。
Penumpas商標の10メートル・ボートはマレーシア当局により密輸の取締や沿岸警備に用いられており、最近のランカウィ国際海事航空展(Lima97)会場では少なからぬ引き合いを受けた。同社は先ずベトナム、ラオス、フィリピン市場の開拓を図り、東南アジア市場における足場が固まったなら、欧州市場の開拓も目指す。しかし20メートル・ボートのデザインが完成後は、モデル・チェーンジ程度にとどめ、それ以上の大型ボートのデザインは計画していないと言う。(STAR:12/15)
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