| 
 
	1997-12-16 ArtNo.13212 
	◆<馬>MCSB、NTサーバー性能アップ・ソフトウェア販促 
	【クアラルンプル】MCSBシステムズBhd子会社のMCSBテクノロジー・コープはウィンドウズNTオペレーティング・システムにより操作されるインテル・ベースのコンピューターの性能をアップするソフトウェア“AutoPilot P/SA”を開発した。 
  MCSBシステムのポール・リム会長兼CEOによると、AutoPilot P/SAは既にIBM、デル、ヒューレット・パッカード等の主要コンピューター・メーカーの関心を呼び、これら各社はウィンドウズNTベースのサーバーにAutoPilot P/SAをインストールし、その評価を行うことを約束している。 
  AutoPilot P/SAは11月21日の発表以来、世界的規模で販促が行われており、相手先商標製造業者(OEM)市場の開拓も図られている。またユーザーはMCSBのウェブサイトからAutoPilot P/SAをダウンロードし、1カ月間試験使用した後、ユーザー・ライセンスを購入するか否かを決定できる。シングルCPUから8CPUのサーバーのためのライセンス料は295~1850米ドル。 
  ウィンドウズNTは今年中に600万コピーが販売される見通しで、年率20%の成長が見込まれている。このためAutoPilot P/SAはMCSBの業績に貢献するトップ・スリーの商品になる見通しだ。同社は目下AutoPilot P/SAの特許権を申請している。 
  PC(パソコン)販売業者2人により1981年に創設されたMCSBは90年代初めにシステム統合ビジネスに照準を合わせ、1992年に5000万Mドルの売上を達成、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を果たした。同社は米国ウィスコンシン州オウクレアー拠点のChenシステムズの80%権益を1000万米ドルで買収後、MCSBテクノロジーに社名を変更した。MCSBテクノロジーはマレーシア企業だが、その製品は全て米国人により開発されており、同社は目下開発チームをリードし得るマレーシア人の人材を物色している。 
  マレーシアとシンガポールを拠点とするMCSBは中国、香港、インドネシア、米国にも事務所を有し、1997年3月期の営業額は7500万Mドルを記録したと言う。(STAR:12/15) 
 |