1997-12-16 ArtNo.13211
◆<馬>外相、IMFの救済措置の効果に不満表明
【クアラルンプル】マレーシアのアブドラ・アハマド・バダウィ外相は14日、国際通貨基金(IMF)の救済措置後、東アジアの経済危機は少しも改善しておらず、マレーシア、中国、タイはこの点に懸念を抱いているとの談話を発表した。
アブドラ外相が、マハティール首相と中国の江澤民国家主席の会談後記者会見したところによれば、マハティール首相が会見した首脳はいずれもIMFの救済措置後に状況が却って悪化したと見ている。パナドールにアレルギー症状が付き物のように、IMFの措置はメキシコ危機の際は奏功したが、アジアでも同じ効果をあげるとは期待できない。アジアは別に方策を考える必要が有り、マハティール首相が提案したASEANの域内貿易の拡大はその1つと言う。(STAR,BT,LZ:12/15)
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