1997-12-16 ArtNo.13208
◆<星>アップル、アンモーキオ工場でG3デスクトップPC製造
【シンガポール】アップル・コンピュータはIBM、モトローラと共同開発したマイクロプロセッサ“パワーPC-G3”を採用したデスクトップ・パソコン(PC)をシンガポールのアンモキオ工場で生産、日本とオーストラリアを含むアジア太平洋市場に出荷する。
アンモーキオ工場では新製品の本格生産に向け、7600と8600シリーズの生産が停止された。同社スポークスマンは、新デスクトップPCの外注はしないとしている。また同社は、同じマイクロプロセッサを採用した世界最高速のノートブックPCをアイルランドのコークで生産する。同スポークスマンはデスクトップ/ノートブック新製品の投入により、売上と市場シェアの拡大が期待できる、と自信を表明した。
デスクトップ“パワーマックG3”は233MHz(販売価格3770Sドル)と266MHz(同4584Sドル)の2機種で、メモリーは32Mb(192Mbまで拡張可)、64ビット・グラフィック&マルチメディア・アクセラレータ、グラフィック・メモリー2Mb(6Mbまで拡張可)、4ギガバイト・ディスク・ドライブ(HDD)、24倍速CD-ROMドライブ、DVDドライブを装備している。
ノートブック型“パワーブックG3”は、250MHz、メモリー32Mb(160Mbまで拡張可)、ビデオ・メモリー2Mb、5ギガバイトHDD、20倍速CD-ROMドライブ、12.1インチSVGAディスプレイを装備、標準価格は8921Sドル。
オペレーティング・システムはともに最新のマックOS8。ノートブックPCはDOSとWindows95のプログラムにも対応している。
アナリストらによると、今年1~9月のアップル製PCのシンガポール国内シェアは、ビジネス用デスクトップが4.5%、ビジネス/家庭用デスクトップが3.7%。アジア太平洋地域のシェアはビジネス/家庭用デスクトップが3.9%、ノートブックが3.4%だったと言う。(BT:12/15)
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