1997-12-13 ArtNo.13190
◆<印度>政府高官、向こう3年間に深刻な電力不足予想
【ムンバイ】インド政府高官は11日、向こう3年間に深刻な電力不足が発生する可能性を予想した。
電力省のE.A.Sサルマ次官がパワーテック97会議の席上語ったところによると、これは過去5年間に目立った発電能力の拡張がなされておらず、新規プロジェクトが始動するには約4年を要するためで、政府は、既存発電施設の能力拡張、稼働率の向上、節電等の対策を講じている。また中央政府は8件の突貫工事プロジェクトにカウンター・ギャランティーを提供する方針を決めており、内4件は向こう数カ月中に実現する見通しだ。しかし中央電力局(CEA)の設立と送電事業の民営化構想は、新政府が発足後に初めて実現可能となる。
また第9次5カ年計画期間の電力開発目標は当初の5万3000MW(メガワット)から現実的な4万MWに下方修正されたと言う。(IE:12/12)
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