1997-12-13 ArtNo.13176
◆<星>JTCテナントにS$2.15億クリスマス・パッケージ
【シンガポール】シンガポール最大の地主、ジュロン・タウン公社(JTC)は11日、傘下テナントの不景気乗り切りを支援するため、総額2億1500万Sドルのクリスマス・パッケージを発表した。
これらにの措置には1)賃貸契約更新時の建築物資産増殖料の納付免除、2)来年1-6月期の賃貸料凍結、3)来年下半期の調整幅を5.7~17.6%に収める、3)土地賃貸料の全額の一括払いを認める...の諸点が含まれる。
例えば、5年ごとに賃貸料に調整が加えられるテナントのうち来年初に調整期を迎える762テナントの賃貸料は来年上半期中は現状に固定され、下半期にも景気が回復しない場合は凍結期間をさらに延長する。また値上げを行う場合は、5.7~17.6%の範囲にとどめる。目下これらのテナントの48%は公示価格の半分以下の賃貸料を支払っており、これらのものについては、トップ・エンドの17.6%に近い値上げが行われる。また公示価格の80%以上の賃貸料を支払っている全体の12%のテナントの値上げ幅は最低の5.7%に近いものになる。
以上の措置により、JTCの向こう5年間の賃貸収入はほぼ2億1500万Sドル縮小すると言う。(ST,BT,LZ:12/12)
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