1997-12-12 ArtNo.13170
◆<馬>製造業が金融部門の不振を補完:トンカ会長
【クアラルンプル】証券市場の低迷から金融部門に替わって製造業が今後Tongkah Holdings Bhd(THB)の主要な収益源になる見通しだ。
THBのモクザニ・マハティール会長が10日の年次総会後語ったところによれば、証券市況が向こう6カ月間も現状のままなら、同社金融部門の税引き前利益に対する貢献は昨年度の35%から20%前後に下降、製造業がその穴を埋めるものと見られる。
Mドルの軟化で多国籍企業が再びマレーシアに復帰しつつあり、製造部門の今年の業績は改善する見通しだ。同社は目下米国拠点の多国籍企業とコンピューター部品のターン・キー製造交渉を進めており、来年第1四半期中に同事業に着手することを目指している。
THBの1997年6月期年商は前年の5億2800万Mドルから4億6870万Mドルに縮小したものの、税引き前利益は5780万Mドルから1億30万Mドルに急増した。同社ボトム・ラインに対する製造業/サービス業/ヘルスケア・ビジネスの貢献は調和がとれている。
モクザニ氏は、傘下のKestrel証券の他社との合併の可能性に関して、条件さえ満足できるなら、そうしたことも有り得るが今のところ、特に買収/合併を目指す企業は存在しないと語った。(BT,MBT,STAR:12/11)
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