1997-12-10 ArtNo.13142
◆<印度>プロトン、7500キロ・ラリーで実地市場調査
【カルカッタ】マレーシアの国産車会社プロトンはインド市場を実地調査する狙いから1300CCサガと1500CCウィラの7500キロ・ラリーを開始した。
プロトンのトップ管理職とエンジニア合計5人が調査チームを組織、インド各地を巡り道路事情や需要動向を調査している。同チームの匿名のスポークスマンによると、これまでにチェンナイ、ハイデラバード、カルカッタを訪れたが、反応は良好で、インドのドライバーはプロトン車に40万~50万ルピーの価格を期待している。プロトンはまだ販売価格を算出していないが、同枠に収まらないなら、インド進出を見合わせると言う。
これまでにアンドラプラデシュ、パンジャブ、タミールナドの3州から工場誘致の働きかけを受けたが、目下これらの州が約束した投資奨励措置や労働状況の他、国際学校の有無や伝染病等の社会環境も比較検討している。今のところ合弁の引き合いは受けていないが、必要なら地元企業と合弁を組む。しかし実際のところ現状では合弁は想定していないと言う。(ET:12/9)
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