SEAnews 1997-12-10 ArtNo.13140

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指すOrgavyl Chemical Industries Bhd(OCIB)は、事業拡張に1400万Ｍドルを投資する。
この内650万Ｍドルは、シーラント(密閉剤)の製造拡大やポリービニールアセテート及び高品質のアルミニューム・チューブの製造に当てられる。
シーラントの年産能力は、増設される400万Ｍドルの機械設備により、現在の720トンから来年8月までに2500トンに拡大される。来年8月にはこの他、年産1200万ユニットのアルミニウム・チューブの製造施設も稼働する。同社は3年内にマーカー・ペン用アルミニウム・チューブ国内市場の30％のシェア獲得を目指す。当初年産250トンのポリビニールアセテートの製造施設は来年9月までに導入される。
この他、新たな工場兼倉庫の建設に別に650万Ｍドル、研究開発(R&D)設備の購入に100万Ｍドルが投資される。
以上の投資は中核ビジネスを補完する向こう3年間の拡張計画の中心を成す。ＯＣＩＢの中核ビジネスは履き物／建設／自動車／電子／日曜大工洋品業界向け化学品の製造／販売で、傘下に子会社4社－－Witaco Corporation Sdn Bhd/Orgavyl Topline Marketing Sdn Bhd/Bosschem Sdn Bhd/Orgavyl Packaging Industries Sdn Bhd－－を有する。
ＯＣＩＢは新株292万株、譲渡株292万株を1株2.30Ｍドルで公開、2555万Ｍドルを調達する。これにより同社の授権資本は5000万Ｍドル、払込資本は4192万5000Ｍドルとなる。(NST:12/8)