1997-12-10 ArtNo.13131
◆<星>金融部門調査会の傘下に3専門委組織
【シンガポール】シンガポール政府は、リー・シエンロン副首相が委員長を務める金融部門調査会の下に、シンガポール証取(SES)見直し委員会、企業資金調達問題委員会、商業銀行の情報開示制度委員会の3組織を設ける。
総理府が8日発表した3専門委員会の概要は次の通り。
SES見直し委員会:フィリップ証券のリム・フアミン会長を長とする10人で構成され、シンガポール資本市場の国際化促進と競争力強化のための枠組を構築する。その他のメンバーには、GKゴーのY.L.ゴー常務取締役(ED)、ジャーディン・フレミング証券のP.スマイリー専務取締役(MD)、DBS証券のS.ユーMD、SESのC.P.リム会頭、金融管理局(MAS)のK.L.ショウ副ディレクターが含まれる。
企業資金調達問題委員会:インター・ローラー・エンジニアリングのリム・ヨンワー会長を長とする14人で構成され、企業資金調達を管理する規則や行政指針の枠組などを勧告する。その他のメンバーには、OCBCのN.J.ウォンEVP、シンガポール・テクノロジーズ・エンジニアリングのS.F.ブン社長、ドイチェ・モルガン・グレンフェルのT.タンMD、DBSのE.アンEVP、SESのC.K.テン副会頭、MASのK.K.タン副ディレクターが含まれる。
商業銀行情報開示制度委員会:OCBCのエリザベス・サム副頭取を長とする9人で構成される。先進国およびアジア太平洋諸国の情報開示制度と実状を調査/評価し、先進国並の情報開示制度の導入を勧告する。その他のメンバーには、DBSのS.C.ラウ副頭取、プライス・ウォーターハウスのK.C.チュア氏、MASのS.H.フー(ヤップ)ディレクターが含まれる。(ST,BT,LZ:12/9)
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