1997-12-04 ArtNo.13068
◆<印度>TELCO、フィアット/スコダ並みの投資奨励要求
【ムンバイ】タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)は、フィアットやフォルクスワーゲン子会社のスコダなどに認められたインセンティブを同社のインディカ車製造プロジェクトにも認めるようマハラシュトラ州政府に求めている。
しかしマハラシュトラ州政府はこの種のインセンティブ・パッケージをインディカ・プロジェクトに適応することに消極的と言われる。それによると、フィアットなどのプロジェクトは、同州が自動車製造ハブに指定したランジャンガオン(プーン近郊)とシェンドレ(アウランガバード近郊)に計画されており、インセンティブの対象になるが、テルコが工場を設けるチクハリは自動車ハブではなくプーンの都市圏にある。州政府は、自動車ハブ内にプロジェクトを移すようテルコに勧告したが、まだ回答を得ていない。
アナリストらは、インセンティブは推定価格30万ルピーのインディカにとって、少なくとも3万ルピーの値引きを可能にし、その有無は同じ頃にデビューする韓国車などとの競争に大きく影響すると見ている。テルコは第1期プロジェクトで年間5万台、第2期からは15万台の製造を計画している。(IE:12/3)
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