1997-12-04 ArtNo.13065
◆<印度>マラン工業相、インド/日本パネルで鬱憤はらす
【ニューデリー】ムラソリ・マラン工業相は2日催されたインド/日本ビジネス協力理事会の会議の席上、Maruti Udyog Ltd(MUL)の専務取締役(MD)人事を巡るスズキとの紛争は極めて不幸なことであると語った。
この日代読された演説文のなかでマラン工業相は、「パートナーの一方がその権利に基づいて、優れた経歴を有する最上級職をMDに指名しようとした際に発生した紛争は極めて不幸なもの」とする一方、「最上級職をMDに指名することは日本の経営スタイルとも矛盾しないはず」と述べた。
マラン工業相は、「MULの成功が偏にスズキの技術移転によるものである」とするスズキの紙上広告に触れ、「MULの輝かしい成果は、日本側の技術及び経営面の支援とともに、インド政府の税制優遇やその他の支援によるものである」と強調している。(ET,TH:12/3)
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