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1997-12-04 ArtNo.13055
◆＜星＞米エア・プロダクツ、アジア投資倍増計画
【シンガポール】米国企業エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ・インク(APCI)は向こう5年間にアジアにおける投資額を10億米ドルに倍増させ、工業ガスの世界売上に占めるアジアの比率を15－20％に引き上げる。
ＡＰＣＩのWayne Hinman社長(ｱｼﾞｱ担当)が2日、催された新工場開所式の席上語ったっところによれば、サクラ島に4500万Ｓドルを投じて設けられた同工場は8月から操業を開始、1日当たり酸素を250トン、液化ニトロジェン／液体酸素／液化アルゴンを300トン製造できる。製品は化学企業や電子企業に供給され、3年内にグループのアジア売上に5～10％貢献するものと期待される。
アジアの工業ガス需要は年率10～20％の成長が見込め、目下アジア売上は同社の30億米ドルの工業ガス営業額の10％に貢献している。他の化学品を含めると、同社の年商は50億米ドル近くに達する。主要顧客には米国の化学企業Celaneseが含まれ、セラニーズ社はシンガポールにビニール・アセテート・モノマー工場を有する。ＡＣＰＩは顧客の赴くところならどこへでも進出することを戦略にしていると言う。(ST,BT,LZ:12/3)
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