SEAnews 1997-12-03 ArtNo.13048

【クアラルンプル】マレーシアの長期資本流入額は1994年の83億Ｍドルから1995年の187億Ｍドル激増した。
統計局が最近発表した1995年有限責任会社財務調査レポートによると、これは、マレーシア企業の対外長期債務が急増する一方で外国長期資産が微増にとどまったため。対外長期債務の急増は、外資子会社の親会社に対する債務の増加と、地元企業への融資の拡大に伴うもの。
1995年の有限責任会社収入総額は前年比21.9％増の5663億Ｍドルで、うち地元企業の収入が69.4％を占めた。収入の伸び率は外資企業が24.4％と、地元企業の22.0％を上回った。収入総額に占める各産業部門の比率は、製造が41.6％、卸売が18.2％、銀行その他金融機関が14.6％、鉱業が4.5％、建設が4.2％となっている。
同年の有限責任会社の支出総額は前年比23.2％増の4970億Ｍドルで、うち地元企業が67.8％を占めた。支出の伸び率は外資企業が24.6％と、地元企業の23.2％を上回った。支出総額に占める各産業部門の比率は、製造が44.2％、卸売が19.7％、銀行その他金融機関が12.9％、建設が4.4％だった。
同年の有限責任会社利益総額は前年比13.4％増の684億Ｍドルで、うち地元企業が88.4％を占めた。利益の伸び率は外資企業が21.7％と、地元企業の15.3％を上回った。利益総額に占める各産業部門の比率は、銀行その他金融機関が27.2％、製造が22.7％、鉱業が13.2％、卸売が7.6％となっている。(NST,MBT,STAR:12/2)