1997-12-03 ArtNo.13041
◆<星>IT国際規則にアジアもインプットを:通信相
【ジャカルタ】アジアは情報技術産業の地球規模の政策や規則の立案に加わり、アジア独自の展望を反映させる必要がある。
マー・ボータン運輸通信相は1日ジャカルタで催されたアジア・パシフィック・テレコム97フォーラム&エキシビションの席上、以上の考えを語った。それによるとG-7や経済協力開発機構(OECD)により提案されたものを受動的に受け入れるだけでは不十分である。OECD諸国における政策とアジアの政策はおのずから異なり、アジアはアジアの現実にマッチした世界政策の方向を見定める必要がある。
アジアは国際電気通信連盟(ITU)やアジア太平洋経済協力会議(APEC)等により主催される多国間協議に参加すべきで、特に地域的問題が討議されるAPECにおける関係討議はアジア諸国が参画するのに適している。来年シンガポールで開かれる第3回APEC電気通信閣僚会議でこうした問題が討議されるよう望む。
マー運輸通信相はまたアジアがそれ自身でコンテンツを創造し、自ら運営するアジア・インターネット・バックボーンを共同で構築することを提言した。(ST,BT:12/2)
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