1995-04-19 ArtNo.1304
◆<馬>証券委員会、フェーバー社のPLUS権益売却を認可
【クアラルンプル】マレーシア証券委員会はフェーバー・グループBhd(FGB)がプロジェク・ルブラヤ・スラタンBhd(PLUS)の50%権益をユナイテッド・エンジニアーズ・マレーシアBhd(UEM)に売却することを条件付きで認めた。
FGB及びUEMが17日発表したところによれば、FGBは南北ハイウェイ(842キロ)の経営権(2018年まで)を握るPLUSの持ち株3億2500万株を26億MドルでUEMに売却、これに対してUEMは自社新株2億株を1株13Mドルで発行し、その支払いに当てる。証券委員会は同取引に際してFGBにUEM株2180万株を小株主に分配するよう義務づけた。これはFGB持ち株1000株に対してUEM株150株に相当する。 FGBは当初小株主に対してFGB株1000株につきUEM株110株及びFGB株200株を分配すると発表したが、小株主がこれに不満を表明していた。このためFGBは小株主に分配するUEM株を110株から126株に上方修正したが、証券委員会は更に厳しい条件を義務づけた。FGBはこの日、こうした厳しい条件に関わらず取引を実行する方針を明らかにした。 FGBもUEMもレノン・グループのメンバー企業で、アナリストは今回の取引はPLUSのクアラルンプル証取(KLSE)上場に道を開くものと評している。(ST,BT:4/18)
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