1997-12-02 ArtNo.13039
◆<印度>VSNLのアジア・ハブ計画、さらに繰り延べか
【ムンバイ】国際電気通信事業を独占する国営企業Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)のアジア・ハブ・プロジェクトは先月初めに国際入札の資格審査が開始されたものの、未だに結果が発表されていない。
VSNLと電気通信局(DOT)の代表により組織された専門チームが審査に当たっており、DOT筋は、入札審査手続きには更に2カ月を要するとしている。アナリストらはこれで、プロジェクトの実行は一層先に繰り延べられることが明らかになったと評している。同プロジェクトはブリティッシュ・テレコム(BT)MCIと合弁で進められるはずだったが、DOTは1年にわたって同申請をペンディングにしたあげく、これを棄却、国際入札によりパートナーを選ぶよう指示した。去る10月17日に締め切られた同入札の事前審査には結局7社が応募したのみで、AT&TやNTTは参加しなかった。(IE:12/1)
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