1997-12-02 ArtNo.13035
◆<印度>国会解散必至、国民会議派/BJPの多数派工作失敗
【ニューデリー】国民会議派とインド人民党(BJP)の国会における勢力均衡状況に変化は見られず、国会解散は避けられない形勢だ。
国民会議派と統一戦線(UF)の代表は1日、それぞれナラヤナン大統領に会見、前者は組閣の意思を、後者は国会解散の希望を重ねて表明した。
大統領は一貫して国会解散は最後の手段との立場を維持しているが、国民会議派は依然として国会内の多数の支持を得られない状況にある。
BJPは国民会議派議員の疑惑に対する捜査要求を再度掲げ、揺さぶりをかけたものの、何ら得点に至らず、同党のアタル・ビハイ・バジパイ総裁は昨日午後党員に総選挙の準備を呼びかけた。
UFに関しても決して足並みは揃っておらず、同党は大統領に対して一致団結を強調したものの、サマジャワディ・パーティーとTMCは同代表団に加わっておらず、総選挙に対する意見の相違を窺わせた。(ET:12/2)
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