1997-12-01 ArtNo.13019
◆<馬>第3四半期のGDP成長率7.4%に鈍化
【クアラルンプル】マレーシアの今年第3四半期の国内総生産(GDP)成長率は7.4%と、第2四半期の8.4%、昨年同期の8.1%から鈍化した。
中央銀行が先週金曜(11/29)発表したところによれば、第3四半期の製造業成長率は11.7%と、第2四半期の13.5%を僅かに下回ったものの、昨年同期の10.2%を上回り、二桁成長を保った。内需指向型製造業の成長率が14.8%と堅調だった反面、輸出指向型製造業の伸びは8.9%にとどまった。
電子部門の成長率は世界的な半導体市況の回復に支えられ、20%以上のレベルを維持した。また乗用車とオートバイの高い需要に支えられ、運輸機器製造業の伸びは21%に達した。しかし建材製造部門は、一部の大型プロジェクトが完工期を迎えた事もあって顕著な成長鈍化を見た。
その他の部門では農業が3%(5%)、鉱業が-0.1%(1.3%)、建設業が11.5%(12.0%)、サービス業が8.1%(8.1%)の成長を見た(括弧内は第2四半期の数字)。(NST,MBT,STAR,BT,LZ:11/29)
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