1997-12-01 ArtNo.13018
◆<馬>プラスチック包装のトングアン、域内市場開拓に本腰
【クアラルンプル】プラスチック製品製造のThong Guan Industries Bhdは、日本、オーストラリア、欧州に続き、ASEAN市場の開拓に本腰を入れる。
クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を予定するトングアンのアン・プンチュアン重役(MD)が先週木曜(11/27)催された公募抽選会の席上語ったところによると、これは2003年のASEAN自由貿易地域(AFTA)の形成に向けた布石で、同社は引き続きその設備を改善、新市場の開拓に努める。同社は1000万Mドルを投じ、欧州製の最先端のストレッチ・フィルム・ラインを導入する。
トングアンは1942年にアン兄弟により資本金50Mドルでクダ州スガイ・プタニに設立された当時はお茶の販売を本業としたが、今ではプラスチック・ビジネスを中心に食品、飲料の製造も手がけている。1996年12月期の税引き前利益は699万Mドルで、今年は878万Mドルを見込んでいる。総売上の16%が輸出で占められ、国内プラスチック包装市場の10%のシェアを握っている。
今回同社は新株270万株と譲渡株957万株を1株3.25Mドルで公募、一般公募分は0.81倍、ブミプトラ公募分は2.72倍だった。(STAR:11/28)
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