SEAnews 1997-12-01 ArtNo.13013

【シドニー】オーストラリア企業ブロークン・ヒルPty(BHP)は先週金曜(11/28)、シンガポールにおけるスチール・ビジネスを合理化再編すると発表した。
ＢＨＰはＢＲＣウェルドメッシュ(SEA)の50％のシェアを合弁パートナーのホール・エンジニアリング・ホールディングズに売却、その一方で、ＢＨＰスチール・ビルディング・プロダクツ・シンガポールの50％のシェアをＢＲＣウェルドメッシュから買収する。同取引により両社はそれぞれより戦略的な域内ビジネスの布陣を実現、ＢＨＰは建材製造事業に専心できる。
ＢＨＰスチール・ビルディング・プロダクツ・シンガポールはジュロンにロール・フォーミング工場を有し、同工場は輸出市場の開拓に貢献、またシンガポールの伝統市街保存プロジェクトにルーフィング・システムを供給してきた。
ＢＨＰはＢＲＣウェルドメッシュの売却により4700万Ａドル(S$5090万)の利益が見込める。ＢＲＣウェルドメッシュは1938年にマラヤン・ワイヤー・メッシュ・アンド・フェンシングＣｏとして設立され、シンガポールの独立後は住宅開発局(HDB)から主に契約を獲得してきた。(BT:11/29)