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1997-11-29 ArtNo.13005
◆<印度>グジュラル政権、国民会議派の不支持表明で火曜に総辞職?
【ニューデリー】国民会議派のケスリ党首は28日午後7時15分、統一戦線(UF)政府に対する閣外支持を停止する方針を、ナラヤナン大統領に伝えるとともに、組閣の意向を表明した。UF閣僚委員会はこれを受けて、グジュラル首相と緊急会議を催し、総辞職の方針を決めた。
UF左派の要求に関わらずナラヤナン大統領が国会解散を認めなかったことから、焦点は、国民会議派、インド人民党(BJP)、UFのいずれが多数派工作に成功し、新政権を樹立するかに移った。
UF各派が、国民会議派もしくはBJPに率いられる新政権には断固反対する姿勢を崩さぬことから、国民会議派/BJP両党の多数派工作が奏功する可能性は決して高くない。こうした中でUF各派の間には、国民会議派の総選挙恐怖症に乗じ、Mulayam Singh Yadav氏あるいはG.K.Moopanar氏のいずれかを首班に、新たなUF政権を樹立する動きも生じている。しかしドラビダ進歩同盟(DMK)を含む限り、国民会議派がUF主導の新政権を支持することはまずないものと見られる。
いずれにしても火曜に国会が召集された際には、グジュラル政権の支持もしくは不支持道議が唯一の議題になる見通しだ。(ET:11/28)
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