1997-11-28 ArtNo.12979
◆<星>来年は工業用地の供給も30%カット
【シンガポール】シンガポール政府は来年の工業用地の放出量を今年に比べ約30%少な目の35haに縮小する。
都市再開発局(URA)が26日発表したところによれば、過去3年間には毎年約50haを放出し、工業界の需要に応じてきたが、来年の供給量は年間30~40haの工業用地を新規供給する政府の長期目標に合致している。
来年は先ず3月にトゥアスの5.3haとカンポン・ウビ・インダストリアル・エステートの5.6haの土地が入札にかけられ、9月にはトゥアスの15.8haとタンピニースの8.3haの土地が売り出される。
アナリストらは、供給過剰が予想されていただけに、歓迎される措置と評している。それによると、シンガポールの工業不動産の資産価値はこのところ下方圧力を受け、稼働率は下降しつつあった。工業不動産の資産価値と賃貸料は昨年平均10%下降、一部の地区では大幅な値下がりが見られたと言う。(ST,BT,LZ:11/27)
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