1997-11-27 ArtNo.12968
◆<馬>プロトン、1999年第3四半期に新モデル発表
【プタリンジャヤ】プルサハアン・オートモビル・ナシオナルBhd(プロトン)は、タンジュン・マリムの新工場建設に伴い、1999年第3四半期に新モデルを市場に投入する。
プロトンのトゥンク・マハリール・トゥンク・アリフ重役(CEO)が25日催されたプロトン・ベンダー協会の年次晩餐会の席上語ったところによると、新工場にはメイン・ベンダーのみがコンポーネットを納入するため、1台当たりの組立所用時間は当初の15マン・アワーから12マン・アワーに短縮される。シャー・アラム工場のそれは26マン・アワーで、これによりプロトンの組立時間は国際水準に達する。
Mドル相場と株式市況が低迷する中で、プロトンにとっても向こう24カ月は正念場と言える。今年度は一部の部品価格を外貨建てにすることにより為替リスクをヘッジできたが、新年度は改めて価格を設定せねばならない。もしベンダーが競争力有る価格で部品を供給しないなら来年3月までの下半期にプロトンは苦境に立たされると言う。
一方、プロトンは、Mドル安に乗じ“プロジェクト500”プログラムの下、輸出市場の開拓に本腰を入れている。これまで同社はそれほど輸出に力を入れてこなかったが、これは海外流通網の構築に500日以上を要するためである。
なお今日の自動車に対する強い国内需要は来年4月までは持続する見通しと言う。(MBT:11/26)
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