1997-11-27 ArtNo.12964
◆<星>米系電子会社アダプテック、新工場にS$2500万投資
【シンガポール】米系電子会社Adaptec Incはチャイチー工業団地付近に2500万米ドルを投じて新工場を設ける。
アダプテックはコンピューターや周辺機器用のデータ・フロー制御I/O製品、コネクティビティー製品、ネットワーク製品を当地で製造している。カリフォルニア州ミルピタスに本社を有する同社にとってシンガポールは唯一の製造拠点で、来月着工される20万平方フィート、4階建ての新工場が1999年に完成すれば、プリント基板(PCB)/集積回路(IC)の製造や検査業務を含むシンガポールの全ての業務が同工場に移転される。これによりアダプテックのシンガポールにおける生産総額は25-30%拡大される。
同社のシンガポールへの累積投資は1987年の進出以来5700万Sドルに達し、2001年までには別に機械設備に1800万Sドルが投資される。Sam Kazarian副社長によると、同社の製造能力は過去数年年率15-20%の成長を見ており、従業員は目下約1200人。向こう数年間に営業や製品開発スタッフ100人を新規雇用する。
アダプテック・マニュファクチュアリング・シンガポールPte Ltd(AMS)のKYリム副社長兼MDによると、現在ブキメラの工場ではPCBアセンブリーを月間50万ユニット、各種専門用途のICを同300万ユニット製造している。同社は2年内にアジア太平洋地域本部ステータスを獲得するとともに、2000年までに研究開発(R&D)スタッフを現在の35人から95人に拡大する計画だ。
同社の1997年度予想世界売上は10億米ドル、内アジア太平洋地域売上が全体の15%を占める見通しと言う。(BT,LZ:11/26)
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