1997-11-26 ArtNo.12956
◆<馬>新チームがクチンのU$12億ウエハー・ファブを管理
【クチン】サラワク州クチン市サマ・ジャヤ・フリー・インダストリアル・ゾーンにおける12億米ドルの半導体ウエハーの製造プロジェクトは新たなマネージメント・チームにより管理される。
サラワク州のアバン・ジョハリ・トゥン・オペン工業開発担当行政議員が24日の州議会で答弁したところによると、同プロジェクトを手がける合弁会社インターコネクト・テクノロジーSdn Bhdの新最高経営者(CEO)は、来年初に就任する予定で、欧州におけるウエハー・ファブリケーション業務に通じている。当初の計画では、1998年半ばから8インチ・ウエハーを月間2万5000ユニット製造するはずだったが、些細な問題で多少の遅延が生じている。しかし中止された訳ではない。また当初から米国の投資家は参加しておらず、プロジェクトから撤退した投資家は存在しない。
インターコネクトの取締役会は、プロジェクトの当初のプロモーター兼マネージメントが採用した方式では、コスト超過が生じ、採算ラインに乗せることも難しいことを発見、新マネージメント・チームを指名する方針を決めた。
シャープは依然としてテクノロジー・パートナーを務めており、製品の20%の買い取りを引き受けている。この他、マレーシア国内と国外の投資家から出資提案を受けており、目下検討が加えられている。2500万米ドルを投じて買収したカリフォルニア州サニーベイルのテスト用ウエハー工場は、インターコネクトの再編の完了を待って、目下操業が停止されていると言う。(STAR:11/25)
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