1997-11-26 ArtNo.12955
◆<馬>シーメンス、PCの製造/販売会社2社の設立を準備
【クアラルンプル】シーメンス・ニックスドルフ・インフォメーション・システムズ(M)Sdn Bhdは、地元企業と合弁でパーソナル・コンピューター(PC)の製造/マーケッティングを手がける合弁会社2社を設立し、マレーシアにおけるPC販売でトップ・スリー入りを図る計画だ。
消息筋によれば、シーメンスはPC製造会社の支配権益を握るが、PCマーケッティング会社の支配権益は地元企業に委ねるものと見られる。地元パートナーの1社はユニソフト(M)Sdn Bhdで、第2のパートナーも間もなく決まる見通しだ。PC製造工場には当初1000万米ドルが投資され、月間2000~3000台が製造される。工場の床面積は当初1万8000平方フィート、その後需要動向を見て最大3万平方フィートまで拡大される。
シーメンス・ニックスドルフのマレーシアPC市場における現在のシェアは約10%で8位ランクされており、トップはエイサーの17%(4万-4.5万台)。シーメンス・ニックスドルフのRolf A.Mugrauer重役は、目下本社の認可を待っており、合弁プロジェクトの詳細は10日以内に発表されると語った。
これまでに報じられたところではPC工場はクラン・バリーに設けられ、インテルMMXチップ搭載のScenic Expert及びScenicProが製造される見通しだ。目下同社はシンガポールと中国にPC製造工場を設けている。(MD:11/24)
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