SEAnews 1997-11-26 ArtNo.12953

【シンガポール】制服公務員のなり手を確保するため、来週月曜から警察官や刑務官などの給与／待遇が大幅に改善される。
ウォン・カンセン内相が24日発表したところによると、過去2年間に制服公務員給与と民間給与の差が拡大、制服公務人材の流出が増加する一方、補充が難しくなっている。このため12月1日付でサージャント(巡査部長)以下の者の1階級昇進、採用時の階級の引き上げ、昇給などの措置がとられる。概要は以下のとおり。
1）サージャント以下の約半数の1階級昇進と月額112～255Ｓドルの昇給。2）フルタイムのナショナルサービス(NS)で士官を務めた大卒者は、ＮＳ時の階級に従いインスペクター(警部補)以上の階級で採用、最低1973Ｓドルの初任給を保証する。現在は一律にコーポラル(伍長)、初任給1680Ｓドル。3）ＮＳ未終のＡレベル保持者はサージェントとして採用、1510Ｓドルの初任給を保証する。現在はコーポラル、初任給1473Ｓドル。(ST,LZ:11/25)