1997-11-25 ArtNo.12948
◆<印度>M&M、南部地区に第3トラクター工場計画
【ムンバイ】マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は目下第3トラクター工場の建設を準備中で、業界観測筋はインド南部地区に設けられる可能性が大きいと予想している。
大手金融機関のアナリストによるとM&Mが新工場で製造を計画する大馬力のトラクターは南部の土壌に最も適している。
2005年までに国内最大のトラクター・メーカーを目指す戦略に基づいて建設される新工場のキャパシティーは年間4万5000台前後と見られる。KandiviliとNagpurの既存2工場の合計年産能力は8万台。同社の生産台数は2万6864台から3万5100台に31%、販売台数は3万3855台に20%、それぞれ拡大、トラクター部門はM&Mの業績の牽引役を果たしている。
一方、M&Mが独自開発中の多目的自動車スコーピオは3年内にお目見えする見通しで、英国Hawthall Whitting社の協力の下に開発されたエンジンが搭載される。パワー・ステアリングや他の先端技術も装備した新モデルは、Pajeroとランド・ローヴァの中間のカテゴリーに属するものになる見通しだ。同モデルの価格は55万~60万ルピーで、Telcoが計画するサファリのライバルと目されている。(ET:11/24)
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