1997-11-24 ArtNo.12930
◆<印度>Exide、スタンダード買収後古河電池との関係維持
【ムンバイ】自動社用バッテリーのサプライで国内業界をリードするExide Industries Ltd(EIL)はStadard Batteries Pvt Ltd(SBPL)の工場施設買収後、後者の技術パートナー、古河電池との関係を維持する計画だ。
新神戸電機と技術協力関係を有するEILのS.B.Ganguly会長兼MDによると、SBPL資産の買収手続きは向こう3カ月間に完了する。SBPLのTaloja、Kanjur Marg、Guindyの工場買収後、Rajan Rahejaグループの旗艦、EILはマルチ・ロケーションの有利さを武器に名実共に自動車用及び産業用バッテリー業界のリーダーになることができる。EIL自身は目下、西ベンガル州のShrirampur、ハルディア、カルナタカ州のHosurに工場を有する。
自動車産業の市況不振で相手先商標製造業者(OEM)市場の需要は軟化しているが、リプレースメント市場の需要は安定した成長を遂げている。OEM市場の軟化も一時的なもので回復は時間の問題と見られる。
EILは目下韓国の現代自動車およびトヨタと、これら両社のインド工場にバッテリーを納入する交渉を進めている。同社は最近三菱にランサー用バッテリーを納入する3年間の契約を獲得した。
産業用バッテリーでは、VRLAバッテリー市場が年率40%の成長を遂げている。EILはAmara Rajaとともに、VRLAバッテリー市場の双璧でを成し、こうした成長の恩恵を享受している。
電力部門も一時的な市況の軟化を経験しているが、早晩回復に転じる見通しと言う。(IE:11/22)
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