1997-11-22 ArtNo.12903
◆<星>HP社、97年度東南アジア売上30%アップ
【シンガポール】米国のコンピューター/事務機会社ヒューレット・パッカード(HP)の1997年10月期の東南アジア売上は通貨危機にも関わらず依然30%の成長を遂げ10億米ドルを突破した。
HP社のチア・キアンフアット重役(東南アジア担当MD)は20日記者会見し、以上の消息を語った。同成長率は前年の32%とほぼ同レベルで、同社の世界売上の伸びの3倍近い。しかし通貨危機に伴う域内の購買力の低下から、来年の営業額は影響を受ける見通しだ。同社は、シンガポールについては電子取引、インターネット・バンキング、政府部門の需要等に支えられ、成長の勢いが維持されるものと予想している。
ビジネス用途のデスクトップPC(パソコン)Vectraの売れ行きは最高で、ホームPCのPavilionやBrioも好評を得ている。しかしUnixワークステーションの売れ行きは下降した。HP社はウィンドウズNTベースPCとの合体が、今後の製品の売れ行きの伸びに役立つものと期待している。サーバー/PC/部品/プリンター/集積回路等の製造を手がけるシンガポール工場からの出荷は記録的な伸びを見たとしているが、同社は具体的数字は示していない。(ST,BT:11/21)
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