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1995-04-18 ArtNo.1290
◆＜馬＞首相、３分の２議席以上獲得に自信
【クアラルンプル】マハティール首相は16日、前日の立候補届け出完了時点で与党連合国民戦線(NF)が国会11議席と州議会9議席を無競争で獲得したことを歓迎するとともに、ＮＦの3分の2議席確保に自信を表明した。
しかし、首相は1969年の総選挙で与党が多数の議席を無競争で獲得しながら、選挙結果は芳しくなかった例を上げ、全ての有権者の支持獲得を目指して一層選挙キャンペーンに力を入れる考えを明らかにした。 今回の総選挙では国内経済の順調な発展に加え、野党勢力が選挙協力を組めない状況にあることから、与党の圧勝も予想されているが、野党イスラム党(PAS)が握るクランタン州政権の奪還、カダザン族と華人が多数を占めるサバ州におけるパイリン・キティガン元首席大臣に率いられるサバ統一党(PBS)の再興阻止、華人が大多数を占めるペナン州における野党民主行動党(DAP)の勢力封じ込め等、ＮＦ陣営の抱える課題も決して少なくない。これ以前にペナン州でリム・チョンユー前首席大臣を落選させた実績を有する、ＤＡＰのリム・キットシアン書記長は今回もコー・ツークン首席大臣に挑戦する。しかし、リム氏自身は今回の勝算は35％と語っている。(ST,BT,LZ:3/17)
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