1997-11-20 ArtNo.12881
◆<馬>フェイバー、ヘルスケア/ホテル部門の好調予想
【クアラルンプル】フェイバー・グループBhdはヘルスケア支援サービスとホテル部門が今年のグループ営業額に主要な貢献を果たすものと期待している。
アブドラ・モハド・ユソフ会長が18日、新築成ったインペリアル・ホテルで催された年次総会後語ったところによると、ヘルスケア支援部門の1998年6月期年間売上は2億8000万Mドルが見込め、ホテル部門売上も2億Mドルが予想されている。
完全出資子会社フェイバー・ヘルスケア・マネージメントSdn Bhdが51%出資するフェイバー・メディサーブSdn Bhdは半島北部地区とサバ/サラワクの政府系病院に支援サービスを提供する民営化契約を獲得した。アブドラ会長はヘルスケアは極めて有望な新中核ビジネスで、政府系病院で培ったノーハウを海外に輸出したり、民間病院市場を開拓することもできると抱負を語った。
ホテル部門は来月から来年初にかけて複数の新築ホテルや改装ホテルがフル稼働するため、売上の急成長が見込める。1998年以降は国内景気の沈滞や競争の過熱で厳しい環境が予想されるが、Mドルの値下がりで、国際的な価格競争力は強化される。2週間前にソフト・オープンしたシェラトン・ハノイ・ホテル&タワーズはベトナムにおけるトップ・エンド・ホテルとして比較的大きな市場シェアを占める見通しだ。また今年末までにはシェラトン・クアンタン・リゾートもオープンすると言う。同グループの懸念材料の1つは重い借入金負担で、今年度は金利コストだけで5000万Mドル近くに達すると言う。(STAR:11/19)
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