1997-11-20 ArtNo.12875
◆<星>クリエイティブ、アズテックの特許権訴訟の動機に疑問
【シンガポール】クリエイティブ・テクノロジーは18日、同社を相手取って特許侵犯の訴えを起こしたアズテック・システムズの動機に疑問を表明した。
クリエイティブのHock Leow副社長(マルチメディア)によると、アズテックの特許権がカバーする技術はクリエイティブだけでなく他社の製品にも使用されており、こうした製品はアズテックが関係特許権を取得する以前に出荷されている。もしこの点が立証されるなら、米国特許法におけるプライアー・アート(発明が公表される前に知られていたあるいは知ることが可能であった同様の技術)の原則に基づき同特許権は無効になる。
一方、クリエイティブ米国子会社のジョン・ダンフォース弁護士は、特許権を取得後4カ月もたった後、事前の警告もなく、コムデクス・ショーの前夜に突然、訴訟を起こした事実を発表したアズテックの真意とタイミングに疑問を表明した。(ST,BT,LZ:11/19)
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