1997-11-19 ArtNo.12864
◆<馬>米国企業ファイバーコア、合弁で光ファイバー製造
【クアラルンプル】米国マサチューセッツ拠点のファイバーコア・インクが51%、地元のフェデラル・パワーSdn BhdとPNBエクイティー・リソースSdn Bhdが合わせて49%出資するファイバーコア(M)Sdn Bhdは、1億5000万Mドルを投資し、スラゴール州バンギのマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内で来年末から光ファイバー及び光ファイバー・プレフォームの製造を開始する。
合弁パートナーは17日、レオ・モギー エネルギー通信郵政相の立ち会いの下、関係合弁協定に調印した。ファイバー・コア・インクのモハメドA.アスラミ会長兼CEOによると、マレーシア工場は1999年初から電気通信、データ通信、ローカル・エリア・ネットワーク等に用いられる年間6000万米ドルの光ファイバー及びプレフォームを製造、アジア太平洋地域顧客に奉仕する。新工場は将来その他様々の専門用途光ファイバーの製造も手がける。
ファイバーコアは現在欧州と米国に各1工場を有する。これまで需要は主に米国/欧州市場に集中していたが、今やアジア太平洋地域にシフトしており、世界需要は供給を上回っている。光ファイバー関連需要は今年の99億米ドルから2000年には1740億米ドルに拡大が見込まれており、特にファイバー・プレフォーム需要の50%以上がアジア太平洋地域に集中している。
この道200年以上の経験を有するファイバーコアは、MSC事業を推進するマレーシアが、急成長するアジアの光ファイバー需要に応じる最適地と判断、工場進出を決めたと言う。
フェデラル・パワー社幹部によると、合弁会社はMSCステータスも申請すると言う。(NST,STAR:11/18)
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