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	1997-11-15 ArtNo.12812 
	◆<星>ジュロン島石化事業、ロジスティクス業界の試金石に 
	【シンガポール】ジュロン島石油化学コンプレックスは、ロジスティクス業界の真価が問われる試金石になると言う。 
  エクソン・ケミカル・シンガポールのマーチン・ジョーンズ氏(ケミカル・コンプレックス・プラニング・マネージャー)が、第3回アジア太平洋地域運輸・ロジスティクス会議の最終日(13日)に報告したところによれば、2000年には同社ジュロン島工場では年間75万トンのプラスチック製品が製造される。基礎製品と合わせると、年間生産量は100万トンを超え、内大部分が輸出されるため、タンジョン・パガル港もしくはパシル・パンジャン港にこれらの製品を運ぶトラックは年間延べ5万台に達する。 
  輸入原料の輸送には別にトラック延べ2万台が必要で、1年365日、昼夜を分かたず10分に1台のトラックが港湾のターミナルに乗り付けられることになる。 
  2001年にはジュロン島全体で年間250万トンのプラスチックが生産されるため、トラックによる輸送頻度は3分に1台の割合になる。 
  ジュロン・タウン公社(JTC)は4車線の道路を建設し、需要に応じる計画だが、これだけでは不十分で、ジュロン島付近に別のコンテナ埠頭を設けることを検討すべきである。ジュロン島近くに港湾施設を設けることは、ロジスティクスの上からだけでなく、安全性の面からも望ましいと言う。(BT:11/14) 
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