1997-11-14 ArtNo.12801
◆<馬>SAP、自動車産業R&Dセンターをシンガポールから移転
【クアラルンプル】クライアント・サーバー・ソフトウェアで世界をリードするドイツ企業SAP AGは、来年初、自動車産業研究開発(R&D)センターをシンガポールからマレーシアに移転する。
消息筋によれば、SAPのアジア太平洋地域R&Dセンターのマレーシアへの移転は、12日に調印されたSAPとDRB-HicomのR/3エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア納入契約の条件の一つで、今後、SAPは自動車産業向けソフトウェアの開発でDRB-Hicomと緊密な協力態勢を組む。SAPはR&Dセンターの開設に2000万米ドルを投資することを約束しており、ドイツやシンガポール、またマレーシアの他の部署から関係エンジニアを新R&Dセンターに移転させる。
DRB-Hicomはソフトウェア開発におけるSAPとの協力を通じて、サプライヤーやベンダーをカバーした総合的な管理システムを構築できる。この種のコンピューター化プロジェクトには通常莫大な投資を必要とするが、SAPと合弁を組むことにより、コストも節約できる。DRB-Hicom傘下のEON、プロトン、USPD等にもR/3システムが導入される。
SAPの地域R&Dセンターはマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスも取得、開発された製品は全世界に輸出されると言う。(STAR,MBT:11/13)
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