1997-11-14 ArtNo.12796
◆<星>シングテル子会社、セル式電話デジタル化で近く入札募集
【シンガポール】シングテル・モービルは3年間にわたる思案の末、セル式電話システムをデジタル化する方針を決めたようだ。
シングテル・モービルはBT紙の電話インタビューに対して今年末までに関係入札を募集、来年末までに新システムによるサービスを開始する方針を明らかにした。観測筋は3週間以内にも入札の受付が開始されるものと見ている。
シングテル・モービルは1994年に非公開の入札を募集したが、落札者は終に発表されず、昨年になって入札の取り消しが宣言された。アナリストらは、いずれのシステムが支配的地位を確立するのか、シングテル・モービルが暫時観望する方針を決めたものと観測していた。
目下のところ米国で開発されたコード・ディビジョン・マルチプル・アクセス(CDMA)方式と、エリクソン社が推奨するデジタルAMPSが競い合っている。
モトローラー社幹部はGSMの次はCDMAの時代と語るが、エリクソン幹部は既存のAMPSのシステムを利用できるデジタルAMPSの利便さとコスト効率を強調する。エリクソン幹部によれば、マーケッティング、流通、サービスで勝るものが最後の勝利を手にするはずと言う。(BT:11/13)
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