1997-11-13 ArtNo.12788
◆<馬>国産トラック、初年度に50%のシェア目指す
【クアラルンプル】いすゞが20%、地元企業ディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)とHicom Bhdが各40%出資するマレーシアン・トラック・アンド・バスSdn Bhd(MTB)は、国産トラックHicom Perkasaの売り出し初年度に国内商用車市場の50%のシェア獲得を目指している。
MTBのハムザ・アハマド重役(MD)が11日、マハティール首相の主宰で催された国産トラック、プルカサの発売記念式典で語ったところによると、国内には現在600万台の車両が存在し、内100万台が商用車だが、MTBは、商用車市場の60%を占める5トン未満のカテゴッリーをターゲットにしている。同カテゴリーの車は購入認可を取得する義務が免除され、中小企業の便宜が図られている。
パハン州プカンのプラム・ジャヤ・インダストリアル・エリアに3億Mドルを投じて設けられた工場では向こう数カ月間に商用車2700台が製造され、内プルカサが1500台を占める。プルカサの生産台数は初年度の1万台から5年内に10万台に拡大される。当面4トン、5トン、7トン車が製造され、価格は3万9935-5万2647Mドルに設定されている。初年度の地元部品使用率は50%で、製品の25%の輸出が目指されている。同社は将来大型車を製造することも計画している。
MTBは国産車以外にミツビシ、イスズ、パジェロ、プリンス・ガウアー、Ssangyong、Iveco等17モデルの製造を手がけている。(STAR,NST,MBT:11/12)
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