1997-11-12 ArtNo.12772
◆<馬>Shubila、リチウム電池第2工場にM$4千万投資
【スガイプタニ】Shublia Battery(M)Sdn Bhd(SBM)は、リチウム・イオン電池PLIの月間製造能力を現在の6万ユニットから60万ユニットに拡大するため、4000万Mドルを投じ、来年末の完成を目指して第2工場の建設に着手した。
SBMのモハド・ラフィ・ダウド重役(CEO)が10日、ラフィダ通産相を迎えて催された第1工場の開所式で語ったところによると、スガイ・プタニに1050万Mドルを投じて設けられたパイロット工場は4カ月前に稼働したばかりだが、米国、中国、オーストラリア方面からの注文に応じきれない情況にある。第2工場が完成すれば、第1工場は研究開発(R&D)部門として機能することになる。
米国のベル・コア・コーポレーションからPLIバッテリーの製造ライセンスを得た企業は世界に3社存在するが、量産態勢に入ったのは同社が初めて。PLIは自己放電率が極めて低いため、放置しても電池の寿命は6カ月に及ぶ。加えて軽量、低コスト、火の中に投じても爆発する恐れがない等の特徴を備えている。
目下のところモトローラのハンドフォーンに使用できるだけだが、今年末までにはエリクソン、ノキアの製品にも使用できるようになる。韓国のサムソン・エレクトロニクCo Ltdは初年度に400万ユニット(M$3億)、2年目には2000万ユニット(M$10億)の購入を約束している。
調査によればリチウム・イオン電池の世界市場は2001年には7億ユニット、120億Mドルに達する見通しと言う。(NST,STAR,MBT:11/11)
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