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1997-11-10　ArtNo.12738

【シンガポール】電子部品の流通を手がけるエレクトロニク・リソーシズLtd(ERL)に米国の指導的コンピューター流通会社が買収を提案したとの噂で、シンガポール証取(SES)におけるＥＲＬの取引が7日停止された。
消息筋は、買収をオファーしたのは世界最大のコンピューター流通業者として知られるIngram Microで、ＥＲＬの創業者2人から1株2.10Ｓドルで20～24％の買収を図っていると予想した。他の可能性としては、やはり米国の流通業者アロー・エレクトロニクスだが、イングラムが本命と目されている。
市場筋によると、ＥＲＬは日本を除くアジアでは最大のインテル・チップのディストリビューターであることから、アジア市場開拓を目指す米国の指導的流通業者がそのシェア買収に関心を抱くのは驚くには当たらない。またタイアップはＥＲＬのプロフィールとキャッシュ・ポジションを強化すると言う。(BT:11/8)

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